研究課題/領域番号 |
17K05896
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
分析化学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
葛目 陽義 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 特任准教授 (20445456)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 電気化学 / 表面増強ラマン分光法 / 表面プラズモン共鳴 / ナノスター / 単原子触媒 / サブナノ粒子 / 電気化学触媒 / 燃料電池触媒 / 単結晶表面 / キンク表面 / 高指数表面 / 触媒 / 酸素還元 / in situ |
研究成果の概要 |
形状が1nm程度にまで小さいサブナノ粒子は新しい革新的材料物質群として注目されているが、その小ささから既存の分光法を用いた観測・検出が困難であり、物性理解は殆ど進んでいない。 本研究では表面増強ラマン分光法に注目し、様々な増強素子の開発により、既存の計測法に対して最高で135倍の高感度を達成し、サブナノ粒子の検出のみならず、単原子触媒反応を追跡する超高感度計測を世界で初めて達成した。本手法は電気化学条件下への応用も可能である。酸化スズサブナノ粒子の研究では、その結晶構造の解明に成功し、その結合状態から、世界で初めてサブナノ領域における特異的な反応活性の反応機構を論理的に解明することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
既存の分光分析法が測定できなかった超微小物質を検出する高感度分光法の開発に成功した。大きさ1nm程度のサブナノ材料群の化学的物性評価を可能とする技術で、固液界面、溶液中、発電中、電気化学条件下などのその場計測が可能な技術開発であることから、サブナノ科学の新しい研究開発領域における最新の分析技術を開発した。
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