研究課題/領域番号 |
17K05902
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
分析化学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
大堺 利行 神戸大学, 理学研究科, 准教授 (30183023)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 油水界面 / 吸着 / シミュレーション / 非ボルン型理論 / 非ボルン型溶媒和モデル / 理論計算 / フルオラス溶媒 / 薬剤吸収 / 液液界面 / 電気化学 |
研究成果の概要 |
油水界面でのイオン(または分子)の吸着反応は、溶媒抽出、コロイド、イオンセンサーなどの分離・検出系のメカニズムの理解において基本的に重要である。しかし、吸着反応の研究は必ずしも容易ではなく、十分な解明はなされていない。本研究では、研究代表者が提案したイオンの溶媒和エネルギーの理論モデル(非ボルン型理論)を用いて、界面活性な有機イオンの界面吸着反応の新しいシミュレーション法の開発を目的とした。電荷を持つイオンへの応用の基礎検討として、本研究では、まず中性分子(アルキルアルコール)のシミュレーション法を開発した。シミュレーションにより求められた吸着エネルギーや吸着配向は実験とよく一致した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
界面活性剤が油水界面に吸着することはよく知られているが、その理由については十分理論的に解明されておらず、定性的な理解にとどまっている。本研究で開発するシミュレーション法では、吸着エネルギーや界面での分子配向を、比較的容易な理論計算によって定量的に予測することができる。コロイド科学や分析化学などの学問分野の基礎的な進展を期待することができるものである。
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