研究課題/領域番号 |
17K05904
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
分析化学
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
佐藤 しのぶ 九州工業大学, 大学院工学研究院, 准教授 (80510677)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 電気化学 / がん診断 / ナフタレンジイミド / 4本鎖DNA / テロメラーゼ / フェロセン化ナフタレンジイミド / テロメアDNA / 電気化学的検出 / インターカレータ / ぺリレンジイミド |
研究成果の概要 |
がんの診断方法として、がんで特異的に発現しているテロメラーゼをマーカーとした電気化学的テロメラーゼ活性測定法(ECTA)を開発している。ここでは、新たな指示薬を設計、合成したところ、フェロセン化環状アントラキノン(cAQ-Fc)とフェロセン化ナフタレンジイミド (NDI-D-FcAla)が新たな指示薬としての可能性があることを見出した。これらはともにヒトテロメア4本鎖DNA構造に強く結合することが分かった。さらに、電気化学的な4本鎖DNA選択性が高かった。また、HeLa細胞破砕液を用いたECTAでは高い電流増加率を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果により、電気化学的がんの診断が確立されれば、がんの診断がより簡便に正確に得られることになる。また、本システムに関係するDNA固定化電極の調整方法などは、電気化学的遺伝子診断にも適用可能であり、迅速な遺伝子診断システムの構築にもつながる。遺伝子診断は様々なウイルス診断にも適用可能であり、電気化学システムは省電力で駆動可能なため、あらゆる場所での遺伝子診断をが可能になると思われる。
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