研究課題/領域番号 |
17K05932
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体関連化学
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
水野 稔久 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (90345950)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | バイオインキ / 細胞培養足場 / 増殖因子 / 架橋性高分子 / 細胞接着 / 不織布 / 細胞足場基材 / 3Dプリンター / 蛋白質 / 細胞培養 / ヒュスゲン環化付加反応 / 細胞培養基材 / 生体材料 / 生体分子 / マイクロ・ナノデバイス |
研究成果の概要 |
本研究では、生体高分子を変性させることなく3次元に印刷形可能な「生体高分子に対するバイオインキ」の開発を行い、こちらを用いた生理活性材料構築の検討と細胞培養基材としての機能評価を目指した。検討の結果、コア部分にポリアクリルアミド系のバイオインキ、シェル部分に架橋ゼラチンを用いた材料が生体高分子を含んで3次元成形させ、細胞培養材料として用いるには適していることがわかった。実際に、あらかじめ増殖因子蛋白質を内包させた細胞培養材料を作製し、ここにマウス由来線維芽細胞NIH3T3細胞を播種して細胞増殖過程への効果を確認したところ、材料からの徐放に基づく顕著な細胞増殖速度の加速が確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生体外で未分化細胞から臓器や組織の再生を行うためには、それに適した3次元構造を持った細胞培養材料の開発が必要とされている。また未分化細胞から目的とする成熟細胞へ分化させつつ、目的の細胞集団(すなわち臓器や組織)へと自己組織化させるためには、細胞成長因子、分化誘導因子などの蛋白質薬剤を効率よく細胞に作用できる薬剤徐放性を備えていることも大事である。本研究では、この蛋白質薬剤徐放性と細胞接着性を兼ね備えた細胞培養材料作成が、蛋白質薬剤を安定に内包可能なポリアクリルアミド系バイオインキと架橋ゼラチンを組み合わせて利用することで可能となることを明らかとした。
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