研究課題/領域番号 |
17K05941
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体関連化学
|
研究機関 | 甲南大学 |
研究代表者 |
建石 寿枝 甲南大学, 先端生命工学研究所, 講師 (20593495)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
|
キーワード | 細胞内環境 / 構造変化 / 非二重らせん構造 / 転写変異 / がん遺伝子 / 定量的解析 / DNA構造 / 擬似細胞内環境 / センシング / がん / 転写 / 核酸 / 核酸非標準構造 / 溶液環境 |
研究成果の概要 |
DNA四重鎖が形成されると種々の生体反応の変異が誘発さるため、四重鎖の形成と疾患発症機構との関連性が注目されている。本研究では、がんや神経変性疾患などの疾患特有の細胞内環境に注目し、細胞内の環境変化がDNAの構造と機能に及ぼす影響を解析した。さらに、得られた知見をもとにして、疾患細胞内で生体反応を抑制するため、四重鎖を安定化する人工核酸を開発した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
DNAの非二重らせん構造である四重らせん構造が形成されると、転写・翻訳反応など、生体内の重要な反応の変異が誘発さるため、四重らせん構造の形成と疾患発症機構との関連性が注目されている。本研究では、DNAは遺伝子の情報を保持するという役割をもつだけでなく、DNAの“構造”を介して生体反応を制御するという“機能”をもつことを試験管内、細胞内の実験において示すことができた。
|