研究課題/領域番号 |
17K05943
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体関連化学
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研究機関 | 徳島文理大学 |
研究代表者 |
張 功幸 徳島文理大学, 薬学部, 教授 (50347423)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | コンジュゲートオリゴ核酸 / オリゴ核酸上の化学反応 / 有機化学 / 核酸化学 |
研究成果の概要 |
本研究では、可視光照射によって他の物質を酸化や還元できるイリジウム触媒を連結したオリゴ核酸を合成し、そのオリゴ核酸を用いることでヨードウラシルを含むオリゴ核酸の脱ヨード化(還元反応)に成功しました。さらに、チオエステル(アシルチオ基)を連結したオリゴ核酸の合成も行い、そのオリゴ核酸を用いることでをアミノメチルウラシルを含むオリゴ核酸のアミノ基へのアシル基転位反応に成功しました。また、アシル基転位が効果的に進行する位置についても明らかにしました。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
狙った核酸の望みの位置の核酸塩基のみをピンポイントで直接的に官能基化することができれば、既存の機能性オリゴ核酸の更なる機能性向上や期待できます。本研究成果はそれを実現するためのはじめの一歩となる研究です。本研究で開発した可視光照射により酸化還元能を示すイリジウム連結オリゴ核酸やアシル基転位能を有する活性エステル連結オリゴ核酸は他の技術への応用も期待でき、今後の核酸化学研究の発展に寄与することが考えられます。
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