研究課題/領域番号 |
17K05945
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
グリーン・環境化学
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
伊藤 和明 山形大学, 大学院理工学研究科, 教授 (80250950)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 低分子ゲル化剤 / ハロゲン化有機溶媒 / 糖誘導体 / 低分子ゲル / ハンセン溶解度パラメータ / 水素結合 / アミド基 / 長鎖アルキル基 / 溶媒パラメータ / 有機溶媒 / 環境材料 / 環境技術 / 廃棄物処理 / 環境分析 |
研究成果の概要 |
アルキル鎖を導入した没食子酸誘導体と糖部位とをアミド基で連結した化合物は,ハロゲン化有機溶媒に対して極めて高いゲル化能を示すことを明らかにした。また,このゲル化剤は,いくつかの2成分系混合溶媒において,ゲル相へハロゲン化有機溶媒を濃縮することができた。化合物のゲル化挙動は,Hansen溶解度パラメータを用いて解釈することができ,ゲル化剤間の分子間水素結合が主な推進力であることが明らかとなった。また,ゲル構造についての機器分析から,ゲル形成におけるゲル化剤間の水素結合の重要性の構築におけるが支持された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
低分子ゲル化剤のゲル化と溶媒との関係は不明な部分も多く,その関係性の解明は重要な課題である。本研究で用いたゲル化剤では,ゲル化挙動の解釈としてHansen溶解度パラメータの利用が極めて有効であることを明らかにした。ゲル化剤分子構造の最適化により,多くの産業分野で利用されているハロゲン化有機溶媒に対して高いゲル化能を示す低分子ゲル化剤を開発した。これらのゲル化剤を用いたハロゲン化有機溶剤の流出防止剤や濃縮・回収剤への応用の可能性を示すことができた。
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