研究課題/領域番号 |
17K05948
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
グリーン・環境化学
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研究機関 | 奈良女子大学 |
研究代表者 |
吉村 倫一 奈良女子大学, 自然科学系, 教授 (10339111)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | イオン液体 / 両親媒性イオン液体 / 融点 / 非イオン界面活性剤 / 界面吸着 / バルク挙動 / ジェミニ型 / 界面活性剤 / X線小角散乱 / 両親媒性化合物 / 水溶液物性 / 物性 / 環境調和 / 分子集合体 |
研究成果の概要 |
イオン液体は、高い熱安定性や導電性などの特性を有し、不揮発性や不燃性の性質から環境負荷の低い溶媒として近年注目されている。本研究では、環境調和型の分子集合性イオン液体の開発を目的として、これまでに報告のない四級アンモニウム塩系ジェミニ型両親媒性イオン液体の分子設計・合成を行い、ジェミニ型両親媒性イオン液体の物性および水溶液中での物理化学的性質を調べ、また、これらのイオン液体を媒体として、オキシエチレン(EO)鎖長に分布のない単一鎖長EO系非イオン界面活性剤の物性や集合体のナノ構造を検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発したジェミニ型両親媒性イオン液体は、世界で初めての材料であり、独創性および先行性に富み、得られた成果は学術的意義が高い。ジェミニ型構造にすることでCMCを下げられることから使用量削減に繋がるため、環境負荷低減に大いに貢献できる。今後、環境や安全面で使用が規制されると予想される対イオンにフッ素を用いた既存のイオン液体に替わるものとして、本研究で開発した新規イオン液体はさまざまな幅広い工業分野での利用に期待でき、発展性も十分にある。
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