研究課題/領域番号 |
17K05956
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
グリーン・環境化学
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研究機関 | 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 |
研究代表者 |
瀬古 典明 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 高崎量子応用研究所 先端機能材料研究部, 上席研究員 (10354953)
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研究分担者 |
植木 悠二 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 高崎量子応用研究所 先端機能材料研究部, 併任 (50446415)
保科 宏行 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 高崎量子応用研究所 先端機能材料研究部, 主幹研究員 (60446416)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 放射線グラフト重合 / エマルション重合 / RAFT重合 / 分子量分布 / 多分散指数 / 吸着材 / 環境浄化材料 / 放射線照射 / グラフト重合 / 放射光XAFS / エマルション / ミセル / 放射光 / RAFT剤 / 放射線 / 照射 / RAFT / 粒度分布 / 電子線 / 高分子合成 / 環境材料 / 材料加工・処理 / 量子ビーム |
研究成果の概要 |
放射線グラフト重合で作製した吸着材による浄化法を提唱するため、独自に構築した放射線エマルショングラフト重合とリビング重合の一つである可逆的付加開裂連鎖移動(RAFT)重合を融合させ、グラフト高分子側鎖を揃える合成技術を開発した。RAFT剤の添加により導入するグラフト鎖の単分散性を制御できることがわかった。また、グラフト鎖の分子量はグラフト率に対してほとんど依存性がなく、分子量の揃ったグラフト鎖が重合されており、グラフト鎖数は概ね5本であり、グラフト率に対し増加する傾向を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
放射線照射により生成する失活しないラジカルとエマルション粒子(ミセル)により効率良くグラフト重合が進行する特徴に着目し、配置と長さを制御したオーダーメードの高分子吸着材を開発した。この研究を遂行することにより、新しいグラフト重合法の体系化に必要なデータの蓄積を行うことができたことに加え、有機溶媒を用いない環境に優しいエコプロセスにより高効率な吸着材を合成できることから、廉価に製造する技術開発へと展開することが可能となる。本技術を用いた環境浄化材料が実用化できれば、地球環境の保全に対する大きな貢献が期待できる。
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