研究課題/領域番号 |
17K05966
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
エネルギー関連化学
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
谷口 育雄 九州大学, カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所, 准教授 (30314305)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 高分子膜 / ガス分離 / 二酸化炭素 / アミン / 触媒 / 二酸化炭素排出削減 |
研究成果の概要 |
ピペラジンはCO2の炭酸水素イオンへの変換を触媒することが知られている。ピペラジンおよびその誘導体を高分子マトリクスに物理固定した高分子膜を調製し、そのCO2分離性能評価を行った。CO2分離性能は、ピペラジンの化学構造に大きく依存することがわかり、選択的CO2透過メカニズムを解明した。また、アミン含有高分子膜にピペラジン誘導体を添加することによって、CO2分離性能の向上にも成功した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果によって、ピペラジン含有高分子膜のCO2選択透過機構が解明された。これまで、種々のアミン含有高分子膜によるCO2分離回収が検討されてきたが、分子レベルでのメカニズムの解明には至っていない。また、得られた知見によって、既存の高分子膜の分離性能向上が可能となった。CO2分離膜よって大規模排出源からのCO2分離回収が可能となれば、CO2回収貯留技術が商業化され、温暖化および気候変動抑制が可能となる。
|