研究課題/領域番号 |
17K05996
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高分子・繊維材料
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研究機関 | 帝京科学大学 (2019-2020) 大阪大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
辻本 敬 帝京科学大学, 生命環境学部, 准教授 (90425041)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 高分子材料 / バイオベースポリマー / 形状記憶材料 / 植物油脂 |
研究成果の概要 |
再生可能資源である植物油脂から形成されるソフトネットワークを利用し、形状記憶性を有するバイオベース複合材料を開発した。ポリ塩化ビニル存在下にエポキシ化油脂の架橋反応を進行させて淡黄色透明な複合材料を合成した。得られた複合材料の力学強度はエポキシ化油脂とポリ塩化ビニルの混合比やエポキシ化油脂の架橋密度に依存することがわかった。また、本材料は油脂ネットワークのひずみとポリ塩化ビニル成分のガラス転移を利用することで形状記憶性を発現することが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
再生可能資源であるバイオマスを利用し、形状記憶性を有するバイオベース複合材料を開発した。植物油脂を架橋することで得られるソフトネットワークの架橋密度を変化させることで形状記憶性の制御が可能であった。本研究はバイオマスプラスチックの機能化を実現するものであり、持続的に発展可能な社会の構築に貢献できるものとして期待される。
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