研究課題/領域番号 |
17K05998
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高分子・繊維材料
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
山崎 慎一 岡山大学, 環境生命科学研究科, 准教授 (40397873)
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研究分担者 |
木村 邦生 岡山大学, 環境生命科学研究科, 教授 (40274013)
新 史紀 岡山大学, 環境生命科学研究科, 助教 (40723268)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 高分子構造・物性 |
研究成果の概要 |
本研究において、直鎖状高分子だけでは実現できない絡み合いトポロジーを持った高分子の結晶化メカニズムを解明した。直鎖状高分子だけでは実現できない絡み合いトポロジー群は、結び目絡み合いを持たない環状高分子と、結び目を形成し複雑に絡み合うことができる直鎖状または星形高分子を混合し、両者が絡み合うことによって形成できる。 全研究期間を通じて、分子量が異なる環状と直鎖状または星形ポリエチレンのブレンド系についての研究を実施した。 試料の静置下および流動場における結晶化挙動のその場観察を偏光顕微鏡下で行った。星形高分子の分岐点や環状と直鎖が形成する絡み合いがブレンド系の結晶化に及ぼす影響を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、直鎖状高分子だけでは実現できない絡み合いトポロジーが結晶化に及ぼす影響を解明し、その成果を新規結晶性高分子材料の開発に展開していく点に高い学術的意義がある。本研究の成果は、従来ブロック化や共重合体化によって高性能化を指向してきたポリオレフィン類に対して発想の転換を迫るものであり、耐熱性や力学的強度、成形加工性などの諸物性がチューニング可能な高性能結晶性高分子材料を創製可能にするものである。用途展開としては、超高強度・高耐熱性繊維やナノコンポジット、配向制御高分子フィルム・膜への応用が考えられ、その波及効果は極めて大きい。
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