研究課題/領域番号 |
17K05999
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高分子・繊維材料
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
伊藤 大道 愛媛大学, 理工学研究科(工学系), 講師 (40363254)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 高分子構造・物性 / 高分子微粒子 / 光操作 / 光 |
研究成果の概要 |
本研究は光形状変化を示す高分子微粒子の合成と光操作法の開発に関する。これまでにアゾベンゼンの光異性化に伴って変形を示す微粒子が報告されているが、適用可能な光操作法が基板表面上での白色偏光照射に限られていた。本研究で開発した微粒子は水に分散し、さらに紫外光の利用も可能となり、場と光源に依存して異なる変形挙動を示した。特に、微粒子形状の異方性が紫外光の照射で増大する現象は本研究によって初めて見いだされた。このように、本研究では微粒子の光変形の多様化に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
微粒子の光形状変化は、条件が温和で操作性に優れるため、バイオマテリアル等への応用が期待できる。従来法では固定した微粒子に異方的な外場を与えることで形状を変化させる必要があったが、本研究による微粒子は異方場を微粒子内に構築しており、照射する外場が等方的な点が学術的に大きく異なる。これにより微粒子を固定する必要がなくなったため、細胞内のような不安定な足場での形状変化を可能にした点で、社会的意義が大きい。
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