研究課題/領域番号 |
17K06000
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高分子・繊維材料
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
本九町 卓 長崎大学, 工学研究科, 助教 (70404241)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 電解質 / ポリカーボネート / 多分岐高分子 / 高分子電解質 |
研究成果の概要 |
これまで合成が困難と言われていた多分岐構造を有するポリカーボネートの合成に成功した。得られた多分岐ポリカーボネートは、線状高分子よりも多くのイオンを溶解することが可能であるばかりか、高いイオン伝導度を示し、従来の線状高分子よりも優れた高分子電解質となりうることが明らかとなった。本研究は、新しい材料創生のための設計思想を提供するものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
化学構造に高度に枝分かれした構造を導入した高分子を用いることで高分子電解質の物性を制御することを試みた。分岐構造の導入により、電解質の電位電導度が向上する現象が見られた。より詳細に評価することにより、分岐構造の導入が高分子鎖の活性化エネルギーを低下させうることが明らかとなった。このことから、より高いイオン伝導度を示す高分子の化学構造に対して分岐が影響することを示し、新たな分子設計の指針を与えた。
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