研究課題/領域番号 |
17K06004
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高分子・繊維材料
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
児島 千恵 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (50405346)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | デンドリマー / 温度応答性 / pH応答性 / T細胞 / ドラッグデリバリー / 高分子材料 / 刺激応答材料 / 温度 / pH / 刺激応答性材料 |
研究成果の概要 |
温度応答性ポリマーは加温によって白濁するLCST型と加温によって溶解するUCST型に大別され、インテリジェントマテリアルとして様々な分野で利用されている。本研究では、疎水性アミノ酸であるフェニルアラニン(Phe)をもつカルボキシ末端デンドリマーは、LCST型とUCST型の性質をpHによってスイッチングできるユニークな性質を示すことを明らかにした。また、このデンドリマーを皮内投与すると、リンパ節に集積し、これまでデリバリーが困難であったT細胞を含む様々な免疫細胞に取り込まれることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
LCST型とUCST型の性質をpHによってスイッチングできる温度応答性材料はこれまでにない。本研究で作製したデンドリマーは、新たなインテリジェントマテリアルとして様々な分野での応用が期待される。また、T細胞内部へのデリバリーは、現在のところ、抗体を付与したウィルスでしか達成されていない。本研究成果は、T細胞へのデリバリーが可能な安全性の高い非ウィルス性のナノ粒子として新しいデリバリー技術を提案することができる。
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