研究課題/領域番号 |
17K06008
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高分子・繊維材料
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研究機関 | 一般財団法人総合科学研究機構(総合科学研究センター(総合科学研究室)及び中性子科学センター(研究開発 |
研究代表者 |
宮崎 司 一般財団法人総合科学研究機構(総合科学研究センター(総合科学研究室)及び中性子科学センター(研究開発, 中性子科学センター, 室長 (70789940)
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研究分担者 |
竹中 幹人 京都大学, 化学研究所, 教授 (30222102)
山本 勝宏 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (30314082)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ブロック共重合体 / 粘着剤 / 中性子反射率 / 斜入射小角X線散乱 / 剥離力 / 高分子構造・物性 / 構造・機能材料 |
研究成果の概要 |
ブロック共重合体の一方の成分が被着体と相溶(よく混ざる)な成分でかつ、もう一方の成分が粘着剤成分である粘着剤の設計提案に関する研究である。この粘着剤は被着体に貼り合わせた後、軟化する温度以上で熱処理することで、被着体に相溶な成分が100%被着体側に偏析するので、被着体と粘着剤との界面が強固にくっつく。それにより強接着性を示す。また偏析にある程度の時間がかかるので、遅延接着機能を併せ持つ粘着剤になる。これは、これまでの粘着剤にはない機能である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで粘着剤にブロック共重合体を使うことはほとんどなかった。本研究で見出された粘着剤は一方の成分を被着体とできるだけ相溶(よく混ざる)成分に設計することにより、貼り合わせ後の熱処理により、相溶成分が界面に偏析することで強力な接着性が発現する。 粘着剤は古くからいろいろな産業分野で広く使われている材料であるが、なぜものにくっつくのか、さらに一度くっついても、なぜすぐに剥がれるのか、接着のメカニズムがよくわかっていない。本研究により見出された粘着剤は、この接着メカニズムが明確になった粘着剤として意義がある。このメカニズムに従えば、さらに強接着性を示す粘着剤の開発も可能になる。
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