研究課題/領域番号 |
17K06037
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
デバイス関連化学
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研究機関 | 島根大学 (2018-2019) 国立研究開発法人情報通信研究機構 (2017) |
研究代表者 |
長谷川 裕之 島根大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (10399537)
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研究分担者 |
松田 真生 熊本大学, 大学院先端科学研究部(理), 教授 (80376649)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ナノ電解法 / ナノ単結晶 / 有機導電体 / 電解結晶成長 / 光結晶成長 / 光誘起導電性結晶成長法 / 有機電子材料 |
研究成果の概要 |
本課題では,独自のデバイス作製法である「ナノ電解法」と「光誘起導電性結晶成長法」によって,微小スケール単結晶の作製,新機能の発現とデバイス化を目指した。ナノ電解法において各種有機ナノ単結晶の位置選択的作製が可能であることが示され,2端子デバイスとしての応用の可能性が示された。特性評価では,電流-電圧特性の電場依存性(電界効果)の評価を行い,弱いながら外部電場に依存する結果が得られた。光機能デバイスについては,光電変換特性が測定可能であることが示された。また,材料設計による電子物性制御の可能性を検討し,対成分の調製によって導電性の制御が可能であることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本課題で用いるナノ電解法,光誘起導電性結晶成長法は研究代表者,研究分担者らによって開発された独自技術である。これらの独自技術は液中,大気圧下で行うことが出来る,省資源・省エネルギーな低環境負荷プロセスであり,次世代の革新的デバイス製造技術として社会に高いインパクトを与えるものと期待される。本課題は有機微小単結晶を利用したデバイスという点でも特異な研究である。単結晶であることから,粒界抵抗のないスムーズな電子の移動が可能で,省電力・高性能化が期待される。単結晶で理論的な解釈が容易であることから微小スケール有機デバイスの物性解明に大きくインパクトを与えられるものと期待される。
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