研究課題/領域番号 |
17K06044
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機械材料・材料力学
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研究機関 | 工学院大学 |
研究代表者 |
小川 雅 工学院大学, 工学部, 准教授 (90635236)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 逆問題 / X線回折 / 残留応力 / 溶接 / 摩擦攪拌接合 / 固有ひずみ / 有限要素法 / 疲労 / 非破壊 / X線回折 / 非破壊評価 / 機械材料・材料力学 |
研究成果の概要 |
製品の残留応力がわかれば,き裂の進む速度がわかるため,製品の余寿命を推定することができる.本研究の目的は,独自に開発したX線を用いる方法により,ポータブルの機器のみを用いて,完全非破壊に部材全域の残留応力を推定できることを実証することである. 本研究では,航空機用の接合材を対象に提案手法を適用し,その推定精度を示した.また,本手法の推定精度を向上させる方法についても溶接継手を用いて検討を行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで,専用の施設でしか,内部の残留応力分布を非破壊に評価することができなかったが,本手法により,可搬型のX線回折装置を用いて,現場で完全非破壊に残留応力分布を推定することができることを示すことができた.これにより,抜き取り検査を行うことなく,製品の余寿命を予測することができる.また,本手法は数値シミュレーションのような定性評価とは異なり,定量評価を行うため,製品の個体差を評価することができる.
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