研究課題/領域番号 |
17K06069
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機械材料・材料力学
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研究機関 | 大阪工業大学 |
研究代表者 |
西川 出 大阪工業大学, 工学部, 教授 (90189267)
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研究分担者 |
脇 裕之 岩手大学, 理工学部, 教授 (30324825)
高橋 英和 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (90175430)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | コンポジットレジン / 疲労強度 / 摩耗特性 / フィラー / クラスター / クラスターフィラー / デジタル画像相関法 / ひずみ / 応力拡大係数 / ジルコニア / シリカ / 機械材料・材料力学 / 疲労 |
研究成果の概要 |
ラスターフィラーの配合割合が疲労強度や摩耗特性に及ぼす影響を調査した.クラスターフィラー10μmを80mass%配合したコンポジットレジンとクラスターフィラー2μmを80mass%配合したコンポジットレジンが高い疲労強度を示すことがわかった.前者のコンポジットレジンでは,き裂が多く配合している大粒径のクラスターフィラーの内部を進展することで,き裂抵抗が向上したため,疲労強度が高くなったものと考えられた.後者のコンポジットレジンでは,比表面積が広いため,接着面積も広くなり,高いアンカー効果からレジンとの接着が他の配合割合のそれよりも強固となったため,疲労強度が高くなったものと考えられた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた成果は現在臨床で応用されている代表的歯科修復材料であるコンポジットレジンの品質を飛躍的に向上させたものである。ポイントはクラスターフィラーというあまり手のかからない特殊なフィラーを用いるところにあるが、このクラスターフィラーの特性を最大限生かせる配合比率を見い出した点が学術的意義と社会的意義の大きいところである。
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