研究課題/領域番号 |
17K06075
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生産工学・加工学
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
乾 正知 茨城大学, 理工学研究科(工学野), 教授 (90203215)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 立体モデリング / 格子ベース表現 / 並列処理 / 3方向デクセル / 立体モデルのデータ圧縮 / 工程設計支援 / 安全性評価 / デクセル / 加工シミュレーション / デクセルモデル / 離散的図形モデリング / 高解像度 / 形状データ圧縮 |
研究成果の概要 |
機械製造の分野で,立体形状を空間に配置された直交格子に基づく微小な立方体(ボクセル)や直方体(デクセル)群で表現する,格子ベース表現モデリングの利用が増加している.格子ベース表現では,格子の解像度を上げるほど高精度な処理が可能になるが,現状では縦横1万×1万の解像度の格子を用いたデクセルモデルが限界となっている.本研究の目的は,解像度を桁違いに向上させた,超高精度なデクセルモデリングを実現することにある.本研究が成功すれば,処理が安定かつ高速なデクセルモデリングを,精度が要求される計算でも利用できることになり,図形処理ソフトウェアの現状を大きく変える可能性がある.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
立体モデリングは,製造支援だけでなく,医療や映像制作等でも多用される基盤的な情報処理技術だが,現在最も普及している境界表現法は,位相要素間の複雑な接続関係の管理が必要なため並列化が難しく,処理も不安定になりがちなため常に利用者を悩ませてきた.超高解像度の格子に基づく処理が実現できれば,処理が安定かつ高速なデクセルモデリングを,あらゆる図形計算で利用できることになる.「ものづくり」を経済基盤とする日本にとって,製造支援ソフトウェアは重要な産業ツールと言える.本研究により超高解像度なデクセルモデリングが実現できれば,製造支援ソフトウェアの技術動向に変化が生じ,日本企業の参入機会の増加が期待できる.
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