研究課題/領域番号 |
17K06076
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生産工学・加工学
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研究機関 | 福岡工業大学 (2018-2019) 長岡技術科学大学 (2017) |
研究代表者 |
山岸 里枝 (田邉里枝 / 田邉 里枝) 福岡工業大学, 工学部, 准教授 (70432101)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 液中レーザーアブレーション / ナノ粒子 / 発光 / 可視化 / レーザーアブレーション / 蛍光ナノ粒子 |
研究成果の概要 |
紫外光を当てると発光するYVO4:Eu3+を試料に用いて、液中レーザーアブレーションにより生成したYVO4:Eu3+ナノ粒子からの時間分解発光撮影を行った。アブレーション後に生成した第1気泡が、膨張する間に、試料表面から噴き上がる発光領域が撮影された。気泡が収縮し始めると、拡散した粒子が中央に集まったかのように照射位置を中心とした三角形状の発光領域が撮影された。第1気泡の崩壊後に生成された第2気泡が膨張・収縮する時間帯では、発光領域は気泡が膨張するにつれ薄く、収縮するにつれ濃くなることが観察された。第2気泡内で、YVO4:Eu3+粒子が拡散、凝集している様子を捉えたと考えている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
液中レーザーアブレーションによるナノ粒子生成法において、生成する粒子の粒径分布や形態をコントロールするためには、粒子は、いつ、どこで、生成するのかについて把握することが重要であり、近年、その生成メカニズムの解明に関心が集まっている。本研究では、紫外光を当てると発光するYVO4:Eu3+タブレットを試料に用いて、マイクロ秒オーダーの高速度で動的にその過程を可視化した。粒子からの発光を高速度撮影することにより、蛍光ナノ粒子が形成されるタイミングの特定や微粒子の空間分布とその時間変化を明らかにすることができ、ナノ粒子の生成メカニズムの追究に有用な情報を提示することができた。
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