研究課題/領域番号 |
17K06078
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生産工学・加工学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
河野 大輔 京都大学, 工学研究科, 准教授 (80576504)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 低剛性工作物 / 動剛性 / 機上計測 / 自働化 / 振動 / 切削加工 / 機械工作・生産工学 / 精密部品加工 |
研究成果の概要 |
薄肉低剛性工作物の加工支援のために,工作物の動剛性の機上計測結果に基づいた加工プロセスの研究を行った.工作物上にセンサを設置せずに,工作物の動剛性を測定する方法を提案した.提案した方法に基づいて,自動的に工作物の動剛性測定を行うシステムを開発した.加工の直前に測定した動剛性を用いて,加工時の振動振幅をシミュレートすることにより,振動の小さい加工条件を求めることができることが示された.本プロセスでは,支持具のクランプボルトの締め忘れなど,不適切な支持具の据え付け条件を検知し,修正することもできる.本プロセスは航空機産業での実加工への適用が検討されており,今後の普及が期待される.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
測定対象物の応答を測定するためのセンサを必要としない新しい動剛性の測定方法を実現できた.本方法によって,工作物の動剛性の実地測定結果に基づいて,支持具の調整や加工条件の設定を行う加工プロセスを実現できた.本研究の成果により,航空機部品の加工など,低剛性で振動しやすいために,加工条件の設定が難しかったプロセスにおいて,振動の小さい適切な加工条件を早く確実に設定できるようになった.
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