研究課題/領域番号 |
17K06120
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
設計工学・機械機能要素・トライボロジー
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
藤井 正浩 岡山大学, 自然科学研究科, 教授 (80209014)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 機械要素 / トライボロジー / 表面改質 / ピーニング / レーザー / 転がり疲れ / テクスチャ― / 摩擦 / テクスチャー |
研究成果の概要 |
ショットレスでトライボ機素表面に,表面粗さの上昇を抑えつつ圧縮残留応力の付与ならびに表面硬度の向上を実現するレーザピーニングを利用し,ピーニングと同時に表面形状を制御することで潤滑性にも優れた表面を創成することを目的とした.YAG レーザ発振器を用い,電動ステージとレーザ発振を同期制御するピーニング装置を製作し,高強度トライボ機素を想定した試験片を用いて表面耐久性へレーザピーニングの効果を調べた.また,レーザピーニングにより表面にディンプル形状のテクスチャを施し,ピーニング条件ならびにピーニングパターンと摩擦特性の関係を調べ,耐久性と潤滑性の向上を両立する表面創成技術の基礎となる成果を得た.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年ますます要求が高まっている機械システムの小型化・省力化のためには,トライボ機素ひとつ一つの表面耐久性の格段の向上と動力損失の低減が必須であり,その実現には従来技術を凌駕するブレークスルー技術の開発が求められている.本研究では,トライボ機素の表面強度向上にレーザピーニングを適用し,同時に表面潤滑性を向上させるために必要な事項を明らかにし,耐久性向上と潤滑性向上を両立する表面創成技術の基礎となる成果を得た.
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