研究課題/領域番号 |
17K06124
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
設計工学・機械機能要素・トライボロジー
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
竹原 昭一郎 上智大学, 理工学部, 教授 (20431819)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | ゴルフ / 運動計測 / 官能評価 / 感性工学 / マルチボディダイナミクス / スポーツ工学 |
研究成果の概要 |
本研究では,ゴルフクラブの快適性推定式の構築を目的とし,人体の動作の観点から,クラブの違いによるスイング動作の変化について検討した.数種類のゴルフクラブを用いて,実験協力者にスイング動作をしてもらい,その運動を計測し,特徴のある行動を探すことを試みた.この結果からスイング中の上半身の特定の動きがゴルフクラブの特性に応じて変化することを発見した.さらに,個人に適したクラブを選定する際の評価指標に対して標準偏差の和が有効であることを検討した.この検討では,部活動などでゴルフ経験がある被験者に対して分析を行い,様々なクラブを用いることにより,身体の応答は異なることがわかり有用な知見を得た.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は,人間をモノの評価を行う「感性のセンサ」として考え,モノと感性をつなぐ基礎的な知見が得られたと考えることができる.打ちやすいゴルフクラブを評価するために,使用者の行動に着目することで,用具のスペックとアンケート結果のみを見比べるだけでは見えてこなかった関係性が解明できたと考えている.この結果は,ヒトとモノが関わる様々なケースに取り入れられる可能性を秘めており,車両設計や用具開発のみならず,医療や建築,福祉工学など幅広い分野での応用が期待される.
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