研究課題/領域番号 |
17K06138
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
流体工学
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研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
船崎 健一 岩手大学, 理工学部, 教授 (00219081)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | ガスタービン / フィルム冷却 / 最適化 / CFD / 感圧塗料法 / 冷却タービン翼 / 数値解析 / PSP計測 / 高効率化 / 高温化 / 実験 / 流体機械 |
研究成果の概要 |
ガスタービン用タービン翼開発には高い遮熱効果のフィルム冷却技術の開発が強く求められている。研究代表者らは以前に効果的な制御デバイスを発案し、フィルム冷却性能を劣化させる渦構造を抑制することに成功した。しかし,デバイスによる空力損失,デバイス自体への熱負荷を低減することが実機適用上の課題として認識されていた。そこで本研究では, V字形状のデバイスを提案するとともに、その最適化に取り組んだ。最適化評価指標に面平均フィルム冷却効率,全圧損失係数,デバイス表面平均フィルム冷却効率を選定し,最適化手法には実験で検証されたCFDによるタグチメソッドを用いた。結果として、有望な形態のデバイス探索に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ガスタービンは、発電用や航空機用ジェットエンジン等に用いられる内燃エンジンの一つであり、現在の文明維持には欠くことの出来ない原動機である.航空機需要は長期的には拡大傾向にあり、燃料消費量の削減はエアラインにとり、また地球環境にとり重要課題である。また、東日本大震災津波の影響による原子力発電所の稼動停止にともなう電力不足分を補うため、また、再生可能エネルギーの大量系統投入による調整機能としても、ガスタービンベースの火力発電の需要が増大している.本研究はそのようなガスタービンの高温化、高効率化等に貢献するものであり、今後のCO2削減にも寄与する研究である。
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