研究課題/領域番号 |
17K06159
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
流体工学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
中島 卓司 広島大学, 工学研究科, 助教 (40444707)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 流体工学 / 空力的外乱 / 非定常空気力 / 3次元ブラフボディ / 渦構造 / 自動車空力 / 輸送機器流体力学 / 応用空気力学 |
研究成果の概要 |
本研究では、主に並走する自動車を想定した地面効果中を進行する2つの3次元ブラフボディを対象とし、他のブラフボディの影響で生じる空気力特性の変化と、その原因となる空気力学的現象を調査した。空気力学的現象については、他のブラフボディが単独で進行する際に生じる圧力分布と相対風向変化が生み出しうる影響と、2体が相互干渉することではじめて生まれる影響に分類して、これを明らかにした。 さらに、その調査結果に基づき、他の進行物体から受ける空力的外乱に強い3次元進行ブラフボディの実現に有効な空力技術を提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、実際に自動車が路上を走行する際に起こり得る、他の車両と並走するような環境下で起きる空気力学的現象を調査し、それらの現象が引き起こす自動車の空力性能変化を明らかにした。これによって、他の自動車と並走したり、追抜かれたりする実走行環境下で、空気力学的性能が低下することを抑制するために考慮すべき要素が明確化された。さらに、基礎的なボディ形状ながらも具体的な性能改善技術についても示した本研究の成果は、実際の走行環境において空力性能を維持可能な自動車空力設計の実現へとつながることが期待される。
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