研究課題/領域番号 |
17K06191
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
熱工学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
長谷川 雅人 金沢大学, 機械工学系, 助教 (40324107)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 感温性ゲル / 粒子運動 / 伝熱促進 / 機能性粒子 / 対流 |
研究成果の概要 |
温度による体積の変化が顕著である感温性ゲルの微粒子を液中に分散させることにより,通常安定成層を形成する上部加熱系において粒子の浮沈によって生じる流動,あるいは粒子自身による熱輸送などを発現させることを目標として,まず粒径の均一な感温性ゲル粒子の作成方法を考案し実際に作成を行った.ゲル粒子は上部加熱系において反復的な運動を示し,粒子径によりその運動の様態が異なることが明らかになった.実験的に求めた粒子および周囲流体の物性値を利用して粒子運動の解析を試み,温度応答の遅れを仮定することで反復的な運動が起こりうることを示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において主要な物質として利用したN-イソプロピルアクリルアミドのゲルは転移温度を境に低温側で膨潤,高温側で収縮し特に水中における体積変化は顕著であるが,この点に着目し熱流体工学の分野での利用を試みた研究例は少ない.本研究によって得られた,粒子生成方法,粒子の膨潤収縮特性,運動特性などの結果は,未解決の課題も含め,今後熱流動・伝熱現象への応用を目指した研究を進展させるうえで有用な知見となるものと考える.
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