研究課題/領域番号 |
17K06197
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
熱工学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
瀬尾 健彦 山口大学, 大学院創成科学研究科, 准教授 (00432526)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 熱工学 / 燃焼 / プラズマ利用 / 着火 / 噴霧燃焼 / レーザー / 燃料噴霧 |
研究成果の概要 |
レーザー光を用いて燃料噴霧へ確実に点火するためには,その点火メカニズムを明らかにする必要がある.本研究では点火位置周りの燃料液滴の粒径や密度,また液滴の挙動が点火の可否に影響を及ぼしていると考え調査を行った.その結果,燃料液滴粒径や燃料液滴密度などが点火の成否に及ぼす影響は確認できなかった.レーザー点火においてはドーナツ状の高温領域が形成されることが知られているが,このような流れが生じた場合に点火が失敗している傾向にあった.噴霧に点火する場合,この流れを能動的に制御する必要があることが分かった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
レーザー点火は空間中で集光させプラズマを生成させ点火させる方法であるが,比較的大きなエネルギーが必要になる短所がある.燃料噴霧をターゲットとした場合には,そのエネルギーを下げることができる.今回,点火位置における流れが点火の可能性に影響を及ぼしていることが分かった.この流れは燃料液滴とレーザー光の干渉によって生じるものである.今後は燃料液滴との干渉効果を調査し,これをコントロールすることで確実に点火できる点火システムが構築できると考える.
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