研究課題/領域番号 |
17K06199
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
熱工学
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
田上 公俊 大分大学, 理工学部, 教授 (60284783)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | Low temperature plasma / Combustion / Ignition / 燃焼 / 点火 / 低温プラズマ |
研究成果の概要 |
本研究では,高含水バイオ燃料利用のために低温プラズマを用いた点火・燃焼技術の構築を目的とする.発電用エンジンでは「副室式点火」を用いて希薄燃焼時の点火と燃焼促進を実現している.副室式点火は,主燃焼室とは別に小型の副室を設け,副室で燃焼させたガスをトーチ火炎として噴出させる点火方式である.本研究では,定容燃焼器を用いた可視化実験により熱プラズマと低温プラズマを用いた場合の発電用エンジンの副室式点火の燃焼特性について調べた.その結果,副室を用いた低温プラズマ点火においてトーチ火炎の成長形態は熱プラズマと異なるが,熱プラズマと同様に,主室を燃焼出来ることがわかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地球環境問題から各国でバイオ燃料の利用が推進されているが,現状では水分をほとんど含まない高純度(99%以上)なバイオ燃料の利用に限られているため,高純度化による高コスト化が特にアジア発展途上国でのバイオ燃料の普及の妨げとなっている.発展途上地域で容易かつ安価に製造できる水含有量50%程度の高含水バイオ燃料を発電に利用できれば,農産物から燃料製造,エネルギー利用まで完結した,いわゆる地産地消で利用できるシステムが提案可能となる. 本研究の成果は発電用エンジンで用いられる副室式点火で低温プラズマの利用が可能であることがわかった.
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