研究課題/領域番号 |
17K06230
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機械力学・制御
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
森 博輝 九州大学, 工学研究院, 准教授 (50451737)
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研究分担者 |
近藤 孝広 九州大学, 工学研究院, 教授 (80136522)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 制振 / 振動機械 / 衝突 / 低周波振動 / 衝突振動 / 動吸振器 / Low frequency vibration / Vibroimpact system / Dynamic absorber / 機械力学・制御 |
研究成果の概要 |
周期加振による衝突振動を利用した振動機械で発生する低周波振動を効率的に防止する手法の構築を目的として,床からばねで支持された状態で周期加振される下質量とその上を自由に飛び跳ねる上質量とから構成される区分線形2自由度系を扱い,それに動吸振器を取り付けた3自由度系の解析を行った.その結果,周期解の変分に対する状態遷移行列を求め,ホップ分岐を発生させる特性根が最も安定となるように動吸振器の最適設計を行うことにより,低周波振動の効率的な防止対策が可能であることがわかった.装置を用いた検証実験も実施して解析結果と比較したところ,両者の結果は対応しており解析の妥当性が確認された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
振動ふるいをはじめとする衝突振動システムは産業界で広く使用されており,その正常運転を妨げる低周波振動の効率的な防止方法を示した本研究の成果は大きな社会的意義をもつ.さらに,動吸振器は強制振動の低減や平衡点の不安定化に起因する一部の自励振動の安定化に対しては適用例が見られるものの,衝突をともなう周期振動の安定化に対する効果は不明な点が多く,その有効性を示したことは学術的にも意義があるといえる.
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