研究課題/領域番号 |
17K06231
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機械力学・制御
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
松永 信智 熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 教授 (10363508)
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研究分担者 |
岡島 寛 熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 准教授 (40452883)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ビジュアルアシスト制御 / 拡張現実感 / 複合現実 / 福祉車両 / 仮想隊列制御 / ビジュアルアシスト制御系 / 注視点情報 / 拡張現実 / 空間共有 / 仮想隊列 / シェアリング / トレーニング / アシスト / 第三者視点 / 操縦スキル / 高齢者 / 機械力学・制御 / 知能機械 / 福祉工学 / ユーザインターフェース |
研究成果の概要 |
超高齢社会では支援の必要な高齢者でも,福祉車両の運転ができればQOLは大幅に向上する。しかし福祉車両の走行する歩行者空間は様々な移動体との混合交通となり,環境が複雑で自動走行が困難なため,手動操作との併用が求められる。本研究課題では認知能力の支援を目的として,複合現実(MR)を用いた福祉車両の操縦システムの設計を行う。MRを用いて利用者を含むシステム全体の操縦性能を向上するビジュアルアシスト制御系を構築し,利用者の自立に向けた福祉車両の運転支援システムの効果の分析を行う。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでは,主に福祉車両の駆動系やその制御系設計が注目されており,操作する利用者の身体的衰え,認知能力,学習能力は考慮されていなかった。特に高齢者の操作スキルの不足は「慣れの問題」と考えられる事が多く,積極的なアシストは行われていなかった。認知系や判断系を同時に支援するためには,仮想空間の利用が鍵になる。本研究課題ではMRを用いて利用者を含むシステム全体の操縦性能を向上するビジュアルアシスト制御系を構築し,利用者の自立に向けたトレーニングなど福祉車両の運転支援システムの分析を行った。今後は運動・認知・判断能力の理解がさらに進み,新たな支援法も進展するものと考える。
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