研究課題/領域番号 |
17K06260
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知能機械学・機械システム
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
伊藤 友孝 静岡大学, 工学部, 准教授 (00283341)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 高齢者 / 転倒予防 / 歩行計測と分析 / 福祉機器 / ロボット技術 / 歩行支援 / 歩行診断 / 杖 / 歩行訓練 / 医療・福祉 / 知能機械 / 知能ロボティクス / 高齢者支援 / QOL |
研究成果の概要 |
本研究では,高齢者の転倒を予防しながら自発的な歩行を促すことを目的に,歩行計測診断システムに加え,ロボット杖や歩行訓練補助装置等の福祉機器の開発を含む「ロボティックツール群」を開発することを重点課題とした.本研究では,まず,個々の歩行状態を的確に計測して分析する歩行計測診断システムを構築し効果を確認した.また,歩行中の突き方や傾きに応じて自動的にバランス制御されるロボット杖も開発し,スマートフォンと連携して歩行状態のモニタリングを行う機能も搭載した.さらに,施設設置型の歩行訓練補助装置も開発し試験利用により機能確認を行った.一連の研究により,今後の高齢者の転倒予防に関する重要な知見が得られた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,歩行を的確に計測して診断するシステムの開発に加え,安全な歩行を効果的に支援するバランス機能付のロボット杖や,使用者が歩行訓練中の状態やバランスをリアルタイムに知ることができる歩行訓練補助システムなどの福祉機器の開発を行った.個々の歩き方の特徴を明確化することで,転倒予防や歩行トレーニングに効果的に生かすことができるため,社会的意義が大きいと考える.また,転倒予防には,歩行診断や各種の支援機器を包括的に利用していくことが重要で,今回の成果をさらに発展させていきたいと考えている.
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