研究課題/領域番号 |
17K06290
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電力工学・電力変換・電気機器
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研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
三浦 健司 岩手大学, 理工学部, 准教授 (90361196)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 同軸管法 / 誘電率 / 透磁率 / 材料定数 / 高次モード / 複合材料 / モードマッチング法 / TMモード / FDTD法 / 磁性複合材料 / 磁場配向 / 3Dプリンタ / S行列 / ディエンベディング / ニコルソン・ロス法 / 電子・電気材料 / 電子デバイス・機器 / 複合材料・物性 / 電波吸収体 |
研究成果の概要 |
少量の非固体材料の誘電率・透磁率(材料定数)を同時計測する目的で,樹脂容器に被測定材料を充填して材料定数を測定する手法の確立を目指した.同軸管内に装荷可能な樹脂容器を3Dプリンタで試作して高周波回路理論により計測したSパラメータから材料定数の推定を行ったところ,高誘電率材料では誤差が認められたものの,粉体や磁性配向材料の評価が可能であることを実験で明らかにした.また,測定誤差は樹脂容器構造に起因して発生する高次モードの影響であることが電磁波シミュレーションで明らかとなっており,より高精度な計測が可能であることも明らかとなった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本提案手法により,農林水産物由来の物質や生体物質,電磁波エネルギー損失材料といった非固体ならびに配向付与材料の測定がより簡便になることが学術的意義となる.また,これらの材料の新たな知見により,例えば,誘電率変化を捉えることで可能となる非破壊センシング技術(農作物の自動生育モニタリング,バイタルセンシング,それらを効率よく実現する電波吸収体)の実現に向けた材料科学への貢献が期待できる.これはSociety5.0で掲げられている農業高度化や超高齢化社会の支援を可能とする技術でもあり,社会的意義は高いと考えられる.
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