研究課題/領域番号 |
17K06292
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電力工学・電力変換・電気機器
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
南谷 靖史 山形大学, 大学院理工学研究科, 准教授 (10323172)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 高周波バーストパルス / 磁気スイッチ / 非線形伝送線路 / がん治療 / がん細胞 / アポトーシス / ネクローシス / 単一周波数 / ネクロ ーシス / バーストパルス / 単極性 / 両極性 / DNA断片化 / 酵母 / 細胞死 / パルス列発生回路 / 電磁波 / 可飽和リアクトル |
研究成果の概要 |
超短パルス電場によるがん治療を実現するための高周波バーストパルス高電界発生装置の開発を行った。磁気スイッチを用いた非線形伝送線路により複数の単一パルスを連続的に出力するバーストパルス発生器を同軸構造とすることで,周波数を13MHzから150MHzに増加させた。そしてバーストパルスをがん細胞に適用すると,同じ条件下では単一パルスよりも細胞死が起きることを示した。さらに両極性バーストパルス発生器の開発を行い,2つの周波数の重畳が細胞死を起こすのに効果的であることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で単一周波数を持つ高周波バーストパルスを発生できる装置を開発したので,超短パルス電界がん治療法研究に使用することが可能となった。これにより,細胞の意図した部位に高電界を印加することが可能となり,細胞の部位ごとの電界応答を調べることが可能となった。この成果により,これまで知ることができなかったパルスの何がどこに作用してがん細胞にアポトーシスを起こしているのかを明らかにすることができ,医学的見地からのアポトーシス誘導の研究が進むことが予想される。
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