研究課題/領域番号 |
17K06293
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電力工学・電力変換・電気機器
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
山納 康 埼玉大学, 情報メディア基盤センター, 准教授 (30323380)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 真空 / 絶縁破壊 / 汚損分布 / 真空ギャップ / 表面汚損 / 放電 / 汚損 / 真空絶縁破壊 / 表面分析 |
研究成果の概要 |
真空中での繰り返し絶縁破壊によるコンディショニング過程において、電極表面の汚損分布は,対向する電極の中心部だけでなく周辺部についても汚損が減少していることが明らかとなった.また,はじめに中心部の汚損が減少し,その後周辺部の汚損が減少する傾向が見られ,中心部,周辺部共にほとんど消滅する一方,汚損量が多い場合には,中心部,周辺部ともに汚損量が少ない場合よりも汚損が残っており,周辺部の汚損は多くの量の汚損が残る結果となった。 以上より、電極周囲の汚損分布は真空中絶縁破壊特性に影響を与えていて,コンディショニング後の真空中絶縁破壊特性については電極表面の周辺部の汚損の影響が大きいことが見いだされた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
真空は高耐電圧特性を含む様々な特徴を有することから,分析機器や加速器などで利用されている.機器の電圧や電界の増強により真空中での絶縁破壊現象が障害となっている。したがって,真空中の絶縁破壊機構の解明および絶縁耐力の向上に関する研究は不可欠である。 機器の絶縁設計においては、電極表面の状態、特に清浄度合いの管理が重要であり、電極表面の清浄・汚損の度合いに対する真空ギャップの絶縁特性のデータが必須となり、本研究はこれらの基礎的なデータとなり得る。
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