研究課題/領域番号 |
17K06297
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電力工学・電力変換・電気機器
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
関川 純哉 静岡大学, 工学部, 教授 (80332691)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | アーク放電 / 電気機器工学 / 電気自動車 |
研究成果の概要 |
直流高電圧回路を電気接点対で遮断する際に発生するアーク放電の新たな消弧(アーク放電を消す)手法として、これまでに無い狭い空間内での消弧手段を提案し、その実現を目的とした。その手法として、接点間隙に分断板を挿入しアーク放電を空間的に分断した。直流600V-10Aの抵抗性負荷回路を分断操作により遮断した結果、アーク放電を長く引き伸ばすことなく、分断板とその板受けとの間に3mm程度だけ挟み込むことで、消弧させることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
電磁リレーやコンタクタなどの既存のデバイスで広く用いられている、従来の消弧手法として、永久磁石によるアーク放電の引き伸ばしがある。この手法ではアーク放電を引き伸ばすための空間が必要であり、デバイスの小型化の制限のひとつとなっている。本研究で提案したアーク放電の空間的分断による強制消弧では、アーク放電を長く引き伸ばすことなく非常に狭い空間内での消弧を実現した。新たな原理による消弧方法の可能性を実証した点においてインパクトがあり、既存の関連する機器の性能向上に寄与する成果である。
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