研究課題/領域番号 |
17K06300
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電力工学・電力変換・電気機器
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
松尾 哲司 京都大学, 工学研究科, 教授 (20238976)
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研究分担者 |
藤原 耕二 同志社大学, 理工学部, 教授 (20190093)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 電気機器工学 / 電子・電気材料 / シミュレーション工学 / 電気電子材料 |
研究成果の概要 |
[1. 応力依存ベクトル磁気特性計測手法の開発] 円盤試料を用いたベクトル磁気特性計測において,円盤試料に圧電フィルムを接着し,圧縮応力を印加する機構を追加した。 [2. 磁区モデルの改良] 集合磁区モデルにおける静磁界計算を簡略化する手法を開発し,応力依存性の予測精度を損なうことなく計算時間を1/5程度に短縮した。ベクトルプレイモデルの同定法を利用して,磁区モデルに用いるピンニング磁界分布を,無応力時の磁気測定結果から直接算定することを可能にした。 [3. 等価応力モデルの検討] 一方向の応力依存磁気特性の測定結果から,任意方向の磁気特性の応力依存性を予測する等価応力モデルを比較検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
応力下の磁気計測と物理的モデルによるシミュレーションにより,磁化と応力の方向が異なる場合の磁化特性の応力依存性を明らかにするとともに,その結果を用いて,応力依存性を簡潔に表現するためのベクトル等価応力モデルを開発した。この技術を用いて,応力下での計測をすることなく,あるいは最小限の計測に基づき,応力・磁界連成解析を行うことが可能になり,モータ製造時の特性劣化とその要因を評価することが可能になった。
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