研究課題/領域番号 |
17K06302
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電力工学・電力変換・電気機器
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
川田 昌武 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(理工学域), 教授 (00303686)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 超電導磁気浮上式鉄道 / 地上コイル / 推進コイル / 浮上・案内コイル / 絶縁劣化診断 / 部分放電 / 電磁波センシングシステム / ベクトル型アンテナ / 電気・電磁環境 / 電磁波センシング技術 |
研究成果の概要 |
超電導磁気浮上式鉄道では車両側面に超電導磁石,ガイドウェイ側壁に地上コイルが設置されており,その電磁力により車両を浮上,案内し,推進させている。地上コイルの絶縁樹脂の劣化予兆現象の一つとして部分放電が上げられ,部分放電は広帯域電磁波を放射することから,これまでに地上コイル内で発生する部分放電の位置を特定するための電磁波センシングシステムの開発を進めてきた。 本研究では,ベクトル型電波干渉計システムを開発し,部分放電電流と放射電磁波との関係を示した。また,ベクトル型電波干渉計システムを試験台車に搭載し,時速200kmで走行中に模擬推進コイル中で発生させた部分放電を検出できることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超電導磁気浮上式鉄道の地上コイルは,車両の推進,浮上,案内を実現するための設備であり,実運用では膨大な数の地上コイルが使用される。地上コイルには長期間の機械的,電気的,環境的負荷が複合的に加わることから,地上コイルの絶縁破壊事故を未然に防ぐために,絶縁劣化予兆現象(部分放電)の早期発見が必要となる。 本研究では超電導磁気浮上式鉄道の走行車両から地上コイル(推進コイル)の絶縁劣化の予兆現象である部分放電を検出するためのベクトル型電波干渉計システムを開発した。同システムを試験台車に搭載し,試験台車の時速200km走行中において部分放電を検出することができることを示した。
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