研究課題/領域番号 |
17K06315
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電力工学・電力変換・電気機器
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研究機関 | 東京都市大学 |
研究代表者 |
中川 聡子 東京都市大学, 工学部, 教授 (70134898)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | エレベータ / 快適 / 安全 / 磁性流体 / 粘性制御 / 非線形ダンパ / 非常停止 / 地震 / 乗り心地解析 / 地震時の揺れ / 磁性流体ダンパ / 振動抑制実験 / 制御系の構築 / 制御信号処理 / 高層ビル用エレベータ / 2重かご構造 / 非常停止時衝撃緩和 / 乗り心地向上 / 磁気粘性流体 / 制御ダンパ / 周波数重み関数 / 電気機器 / 安心安全快適 / 非線形制御ダンパ / 機能性材料 / エレベータシステム |
研究成果の概要 |
この研究で報告者は、磁性流体セミアクティブダンパーとスプリングで構成される新しいエレベーター用デバイスを提案します。この新しいデバイスは、高層ビルのエレベーターの外かごと内かごの間に挿入されます。 報告者はこのデバイスを、そのような二重かご構造エレベーターの設置場所として利用します。 これにより、提案されたデバイスは、通常のエレベーター走行に際しての乗り心地を改善し、緊急停止時のショックアブソーバーとして機能し、地震時にエレベーターかごの強い揺れを減衰させることができます。 この研究では、提案されたデバイスの有効性を、デジタルシミュレーションと小型装置による実験を通じて示します。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
めざましい経済発展を背景に超高層ビルの建設ラッシュに沸く国々では、安全で高速、かつ快適な乗り心地をもつエレベータが求められている。我々が何気なく使っているエレベータは、超高層ビルにおいては深い縦抗内を大きな位置エネルギーと運動エネルギーをもって行き来する交通機関である。しかし地震などの災害に見舞われがちな我国では、このような生活に密着したシステムでの非常時の被害軽減や、平常時の快適性の追求は必須である。本研究は高層化する都市部の建造物における移動手段として位置づけられるエレベータにおいて、安心安全社会の形成・維持のために意義のあるものとなる。
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