研究課題/領域番号 |
17K06317
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電力工学・電力変換・電気機器
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研究機関 | 湘南工科大学 |
研究代表者 |
関岡 昇三 湘南工科大学, 工学部, 教授 (60410031)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 雷サージ / 配電線 / フラッシオーバ / 高圧配電線 / 雷 / 耐雷設計 / 過電圧 / 絶縁設計 / 雷害対策 / 雷事故 / シミュレーション |
研究成果の概要 |
日本の高圧配電線における多相フラッシオーバについて実験および数値計算シミュレーションにより検討を行った。日本の高圧配電線は非接地系であるため1相地絡のみでは自然消弧し、2相以上の地絡で線路事故になる。本研究では相によって絶縁レベルに差を持たせる相差絶縁方式を提案した。提案手法を適用した高圧配電線では2相以上のフラッシオーバを低減できることを明らかにした。絶縁レベルを低くした相で早くフラッシオーバさせることにより、他相におけるがいし電圧が低下し、フラッシオーバしにくくなることにより2相以上のフラッシオーバを低減できることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
発電容量が小さな再生可能エネルギーは配電線に連系されることが多く、配電線の電力品質向上が求められている。本研究では雷により配電線における供給支障を生じさせる多相フラッシオーバについて、その発生メカニズムを実験および数値計算シミュレーションにより明らかにするとともにコストをかけることなく実施可能な低減対策について提案を行った。実験データは工学的フラッシオーバモデルおよび雷事故率計算手法の高精度化に寄与することが期待できる。
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