研究課題/領域番号 |
17K06324
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電力工学・電力変換・電気機器
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
加藤 利次 同志社大学, 理工学部, 教授 (40148375)
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研究分担者 |
井上 馨 同志社大学, 理工学部, 教授 (60343662)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | グリッド連系システム / 安定化制御法 / 受動性 / 安定性判別法 / 汎用シミュレーション / 周波数特性 / フィードフォワード制御 / ディジタル制御 / ィードフォワード制御 / 系統連系インバータ / 安定化制御 / 安定解析 / シミュレーション |
研究成果の概要 |
本研究では、まず、単相および三相インバータに適用可能な受動的に基づく系統連系インバータの制御法を開発した。特に三相の制御に関して、複素ベクトル理論に基づいて全帯域を受動化する簡潔な設計法の開発を行った。また弱いグリッド系においても、受動的なインバータを並列に連系させることにより安定化できることを確認し、インピーダンス法による安定化条件を導出した。さらにグリッド連系システムの汎用安定性析法の開発に関して、非線形関数を含む系にも適用可能な汎用周波数解析シミュレータを開発した。本研究で開発した制御・判別・解析法は、系統連系システムの安定性の確保に活用可能である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、再生可能な発電システム等を電力系統に接続して、そのエネルギーの効果的な活用を図るグリッド連系システムが開発されつつあるが、様々な形態の電力変換器群が連系されるために、それらの相互干渉によりシステムが不安定となり得ることが報告されている。この対応策として、本研究で開発した高安定な制御に基づく電力変換器の導入により、連系システムの安定性を向上させることが可能であり、また開発した安定判別および解析法は、実用的な電気インフラの安定性の確保に活用可能である。さらに本研究は、開発した制御・判別・解析法を相互に関連・融合させることにより、安定性を確保したシステムの将来の連系拡大に寄与することができる。
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