研究課題/領域番号 |
17K06351
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電子・電気材料工学
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研究機関 | 岐阜大学 (2018-2019) 大阪大学 (2017) |
研究代表者 |
傍島 靖 岐阜大学, 工学部, 准教授 (40397691)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ペロブスカイト半導体 / 光劣化 / 太陽電池 / 紫外光 / 薄膜太陽電池 / 有機・無機ハイブリッド材料 / 電気伝導機構 / 太陽光発電 / 電子・電気材料 |
研究成果の概要 |
本研究では、ペロブスカイト太陽電池(PSC)の光劣化における入射光キャリア種による影響を評価し、キャリア輸送特性に与える影響を明らかにした。入射光においては短波長領域(紫外)光が光劣化に寄与していることを明らかにし、キャリア輸送評価により伝導性を決定しているイオン種が光劣化よりより多くの影響を受けていることを明らかにした。更に入射光強度を調整し計測を行うことにより、光劣化を除いた光電変換性能評価においても使用することが出来ることを示した。 また、金属ナノ粒子を用いたプラズモン効果を利用することで、紫外光付近における入射フォトン波長の調整が可能で有り、PSC光劣化抑止を可能とすることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、これまで重要な性能評価指標でもある光電変換性能において、今後も慎重な策定基準は必要ではあるが、多種多様な評価手法の実施により物性を明らかにする必要性は高まるものと考える。今回、ペロブスカイト半導体の評価において入射フォトンの強度、エネルギーがデバイス構造にまで影響を与える事を明らかにし、さらに入射フォトン量を調整することで劣化の影響を取り除くことが可能であるという将来の研究への知見の構築ができたものと考える。この点は非常に社会に与える影響があるものと考える。
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