研究課題/領域番号 |
17K06378
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電子デバイス・電子機器
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
本間 聡 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (70362085)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | ホログラフィックメモリ / 複素振幅信号 / 多重記録 / 二重露光法 / 位相交互配置法 / SQAM信号 / ワンショット記録 / 位相変調信号 / 空間変調器 / データストレージ / ホログラム多重 / 電子デバイス・機器 |
研究成果の概要 |
本研究課題は,振幅,位相を同時に多値に変調した複素振幅信号光を簡易な光学系でホログラフィックメモリに記録し,その記録容量を大きく改善することを目的にしたものである.二枚の位相変調信号光のホログラムを多重記録することにより等価的に複素振幅データのホログラムを合成する手法を提案し,さらにエラー訂正技術やデジタルフィルタ処理を使用することにより大幅にSQAM信号の再生精度を改善することができることを明らかにした.また,よりモノマの消費を低減し,精度の高いSQAM信号を記録する手法として交互配置法を提案し,再生精度を解析および実験により評価した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
光波の振幅と位相を同時に制御する空間変調器が存在しないため,従来はこれらを個別の変調器で制御することにより複素振幅信号を生成していた.本研究では1台の空間変調器を使用した光学系で,振幅と位相を独立に多値に変調した複素振幅信号を生成する手法を提案した.ホログラフィックメモリの光学系が小型化し,また開発コストを大幅に低減することが期待される.また,位相と振幅を制御する手法は,ホログラフィックメモリに限らず,結像距離を任意の調整可能なプロジェクタや多モードファイバ中の伝搬光制御など,多岐に応用が期待できる.
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