研究課題/領域番号 |
17K06387
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電子デバイス・電子機器
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研究機関 | 崇城大学 (2018-2019) 九州大学 (2017) |
研究代表者 |
池田 晃裕 崇城大学, 情報学部, 准教授 (60315124)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | レーザドーピング / 4H-SiC / パルス波形整形 / 低コンタクト抵抗 / CO2レーザ / パルス波形制御 / オーミックコンタクト / 2色法 / 表面温度 / 拡散係数 / コンタクト抵抗 / ロングパルス / アルミ / 電子デバイス・機器 |
研究成果の概要 |
レーザ光のパルス波形を制御するため,光路の途中にビームスプリッタを設置して2本のビームに光路差を付けて,その光路差を調整することでパルス幅を調整した.パルス幅を50nsから100nsに拡大することでAlの注入深さは100nmから230nmに深くなった.また2色法を用いてレーザ照射時のSiC温度を計測したところSiCの昇華温度に近い3100 K 程度であった.またTLM法を用いてAlドーピング箇所とTi/Al電極の固有コンタクト抵抗を測定したところ,ポストアニールなしで4E-6 Ω・cm2 と非常に低い値が得られた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
SiCは次世代パワーデバイス用の材料として期待されている.鉄道車両のインバータなど広く使われ始めているが,一方で価格が高くて普及における課題となっている.本研究で開発した光路差を用いたビーム波形の整形ができるレーザドーピング装置を用いると,従来SiCデバイス作製に用いられてきたイオン注入と同様に,不純物プロファイル制御ができる可能性がある.イオン注入工程はデバイス作製コストの大部分を占めており,これを低コストのレーザドーピング装置と置き換えることで,SiCデバイスのより一層の普及に貢献すると期待される.
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