| 研究課題/領域番号 |
17K06392
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 基金 |
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| 応募区分 | 一般 |
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| 研究分野 |
電子デバイス・電子機器
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| 研究機関 | 兵庫県立大学 |
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研究代表者 |
榎原 晃 兵庫県立大学, 工学研究科, 教授 (10514383)
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| 研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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| 研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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| 配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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| キーワード | 電気光学変調器 / 非線形 / ３次相互変調歪み / 波長チャープ / ニオブ酸リチウム / 電子光学変調器 / 電気光学光変調器 / ３次高調波歪み / ラットレース回路 / 電子デバイス・機器 / 歪み補償 |
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| 研究成果の概要 |
マッハツェンダ型電気光学変調器(MZM)は高速な光変調が可能なため、光通信で広く用いられているが、応答特性が非線形なために歪みが発生する。特に、３次相互変調歪み(IMD3)はフィルタ等で除去できず、その抑圧は重要な課題である。本研究では、波長チャープ変調を行う２つのMZMの出力光を干渉させて、光学的にIMD3を抑圧する新しい歪み補償の手法を提案し、原理実証をした。さらに、２つのMZMと信号分配回路とを集積化した小型で単一チップ構成の実用性の高い歪み補償光変調器を実際に設計・作製し、通常のMZMに比べて20dB以上のIMD3成分の抑圧に成功し、その有効性を確認した。
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| 研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本提案は、光変調器の波長チャープと歪み発生の関係を詳細に検討し、従来からの課題であった非線形歪補償に適用した。また、それを実際の素子構造に落とし込み、さらに、信号分配回路を集積化した光変調器を実際に作製した。動作原理の検証だけでなく、単体で動作する素子を実際に作製して動作実証を行うことによって、想定できなかった問題点が明らかになり、より実用性の有効性の高い研究成果となった。従来、単一チップ構成で単一入力で動作する歪み補償光変調器の報告は見当たらず、本光変調器は、実用性が高く、産業上の意義も大きいものと思われ、将来の光伝送システムで重要な素子となる可能性がある。
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