研究課題/領域番号 |
17K06413
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
西村 寿彦 北海道大学, 情報科学研究院, 准教授 (70301934)
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研究分担者 |
大鐘 武雄 北海道大学, 情報科学研究院, 教授 (10271636)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 簡易ビーム形成 / 大規模MIMO / マルチユーザMIMO / 遺伝的アルゴリズム / 圧縮センシング / レイトレーシング / アンテナ選択 / ビーム制御 |
研究成果の概要 |
送信側受信側双方に複数のアンテナ素子を搭載するMIMOシステムを発展させた、大規模MIMOシステムの研究が進められている。本研究では、マルチユーザアクセスを低コストで実現するために、圧縮センシングと呼ばれる新しい信号処理手法を用いる。マルチユーザ分離を実現するためのアンテナ素子選択アルゴリズムの開発を進めつつ、アンテナ素子をサブアレー化して分散配置する方法について検討した。また、圧縮センシングを実装する電波の到来方向推定のための実験環境を整えた。さらに、電波の到来方向推定については、深層学習を導入する方法についても検討を始めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、無線通信の社会的な需要は非常に大きい。スマートフォンなどが一人平均一台以上所有するようになっただけでなく、IoTと呼ばれる無線通信機能を備えたものが急激に増加しているためである。この要求に応えるべく、大規模MIMOに代表される、新しい無線通信システムのコンセプトをいち早く実現することが必要である。本研究の成果は、低コストで大規模MIMOによるマルチユーザ分離することを実現するための基礎的検討であり、5G無線通信システム等、次世代のICT技術を支える技術の一つとなる可能性がある。
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