研究課題/領域番号 |
17K06416
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
有馬 卓司 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (20361743)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | メタマテリアル / 磁性体 / 電波の制御 / 磁性メタマテリアル / FDTD法 / 測定 / 平行平板 / 負の透磁率 / 数値解析 / メタマテリアルの測定 / 電磁界解析 / MNZ (Mu Nearly Zero) / Epsilon Nearly Zero |
研究成果の概要 |
本研究では下記を明らかにした.まず,広い周波数範囲で透磁率が0付近となる構造を開発した.さらに,この構造の応用についても明らかにした.さらに,広い周波数範囲で透磁率を測定できる装置を開発した.そして,その開発にはシミュレーションを多用し,シミュレーションで測定装置を開発できることを明らかにした.また,測定装置においては有効な校正方法を明らかにした.この校正方法は,TRL校正を基本とし,本研究に適応しその有効性を示している.以上より,磁性メタマテリアルの実用化に向け大きく前進したといえる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
電波の中でもマイクロ波(通常は1GHz~30GHzの周波数の電磁波を指す)の電波は通信などで広く用いられている.今後,5G通信などで高周波数化が予測されるが,マイクロ波はその特性より今後も広く用いられると考える.本研究では,このマイクロ波を高度に制御する技術の開発を行った.技術としては透磁率に注目し,その透磁率を広い周波数にわたって,ごく低くすることのできる構造の開発を行った.その結果,電波を高度に制御できる構造を,実験的に確かめることができた.また,実験装置その物の開発にも成功した.この成果は今後,電波のさらなる応用につながるといえる.
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