研究課題/領域番号 |
17K06419
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
松本 隆太郎 名古屋大学, 工学研究科, 准教授 (10334517)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 情報理論 / 誤り訂正 / 無線通信 / 量子通信 / 全二重無線 / 双方向通信路 |
研究成果の概要 |
全二重無線において問題となる受信電力に比べて、自局の送信電力が圧倒的に大きく干渉キャンセルが大変に困難なことへの一つの対応策として、送信電力を極限まで絞り込み送信シンボル1つあたりに含まれる光子が数十個レベルまで絞ったときのことについて考察を行った。このようなときに、電磁波の量子的な振る舞いの影響が支配的になってくる。そのような状況においての誤り制御方式についての検討を行い、従来の研究成果で不足している理論的基盤の整備や具体的な方式の提案を国際共同研究として執り行い、4件の査読付き学術論文をオープンアクセスとして公表することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この課題で得られた主な結果は、量子力学的な誤りが無視し得ないまたは支配的なときにおいてそのような誤りにどのように対応していくかということであった。最近量子情報処理、特に量子計算機が社会的に注目を集めて、アメリカでは十兆円規模の国家予算がそのような分野に投入され国際的競争が高まっている。本成果は量子計算機の実現の一助となる可能性を秘めており、日本がそのような国際競争で優位な立場を取ること可能性を高める。
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