研究課題/領域番号 |
17K06422
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
岩田 賢一 福井大学, 学術研究院工学系部門, 准教授 (80284313)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | polar符号 / ポーラ符号 / 情報理論 / 通信路符号 / 通信路モデル / polar変換 / 符号理論 |
研究成果の概要 |
本研究の大きな目的は,情報理論の通信路符号化定理が示す理論限界を達成する符号器と復号器の構築であり,2008年にArikanによって提案されたpolar符号に関する研究である.polar符号の基本原理であるpolar変換に関して,次の課題 (1)から課題(3)の研究を行なった.課題(1) 多元入力通信路モデルの条件付きRenyiエントロ ピーによる性能評価,課題(2) polar変換における通信路モデ ルの近似アルゴリズムの一般化,課題(3) 一般化消失通信路に対する多段分極に関する研究.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
polar変換における通信路モデ ルの近似アルゴリズムに関して幾つかの研究成果がある.これらの研究成果は,polar符号を構成する場合における情報点の選択に関して役立つと考える.また,一般化消失通信路に対する多段分極に関する研究成果は,多元ポーラ符号の多段分極現象に関して,与えられた通信路が消失通信路を一般化した通信路モデルの場合の漸近分布解析を解明しており,今後の研究発展一つの礎を与えたと考える.polar符号は,第5世代移動体通信(5G)に用いられており,今後の発展が期待される符号である.
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