研究課題/領域番号 |
17K06424
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
松本 正行 和歌山大学, システム工学部, 教授 (10181786)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 光ファイバ通信 / コヒーレント光通信 / 光位相共役 / 光信号再生 / 光中継伝送 / フォトニックネットワーク |
研究成果の概要 |
本研究では、長距離多値変調光信号伝送の雑音抑制と非線形劣化補償のために、光ホモダイン検波と小規模のアナログ電気信号処理からなる光信号再生器と、光イントラダイン検波と光変調器の組合せによる位相共役光発生器を伝送路中に分散的に配置することを提案し、高速アナログ―デジタル変換や大規模のデジタル信号処理を用いない多値変調光信号再生中継伝送の実現を目指した。 具体的な研究項目として、ホモダイン信号再生における位相同期局部発振光生成の新たな方法を提案しその有効性と問題を明らかにするとともに、イントラダイン光電気変換型位相共役器の分散および非線形劣化補償の効果を確認する実験を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
基幹伝送系に導入が進みつつあるデジタルコヒーレント光伝送方式は、分散補償などの信号処理を電気領域において柔軟に行えるという利点をもつ一方、信号処理遅延や消費電力が大きいという欠点をもつ。伝送路中に複数回設置されることになる信号再生中継装置においてこの方式を採用する場合、これらの欠点が問題となる。本研究では、高速アナログ―デジタル変換や大規模のデジタル信号処理に頼らない、シンプルな信号再生中継装置の実現を目指した。
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